ヘアカラーは危険?

毎年、消費者庁には毛染めによる皮膚障害報告が数多く寄せられています


今日は誰でも起きる可能性があるヘアカラーによる皮膚トラブルのお話です




ヘアカラーはなぜ危険?アレルギーの原因とその症状


一般的なカラーは1液(アルカリ)と2液(酸化剤)を混ぜて使います


1剤のアルカリと2剤の酸化剤が混ざると化学反応が起きて活性酸素が発生します


この活性酸素がメラニン色素を壊していきます(脱色)


その活性酸素はメラニンだけではく内部のタンパク質も壊します


タンパク質がなくなると水分もなくなるのでパサツキが起こります(ダメージ)


なのでカラーは髪を傷めるんです


しかし問題なのはこれではないんです


実は1剤に含まれるジアミン(発色剤)が危険なんです


ジアミンは発色剤のことです(アッシュとはピンクとか)


このジアミンが毛髪内で発色します


発色したジアミンは他のジアミンとふっ付き合って大きくなり髪の内部にとどまるんですね(色持ち)


このジアミン(アレルギー物質)が一番毒性が強いんです


カラートラブルで一番多いのが

このジアミンによるアレルギー性接触皮膚炎です


かぶれのことです


〜アレルギーは突然起こる〜


通常、皮膚から吸収されたジアミンは、血液に入り全身をめぐります


 そして体内で解毒することができず、少しずつ体内に蓄積されます


その体内の許容量を超えたときにアレルギーは起こります


もちろん発病しない人もいます



〜アレルギーの症状〜


アレルギーの症状としては ヘアカラー後


頭皮のかゆみ、頭皮が腫れる、ブツブツができる、頭皮や顔、耳、首すじなどが赤くなる

まぶたや顔が腫れる

など、現れることがあります




【頭皮がかゆい】

これはカラーの1剤に含まれる、ジアミンがおこしているものだと思われます

美容室でカラーしてる時に痒くなる大半がこのジアミンのせいです


〜対策〜

・カラーをしない

・マニキュアやヘナで染める


【頭皮がしみる】

これはカラー剤の2剤に含まれる過酸化水素の影響と思います

ヘアカラーの過酸化水素は2~6%まであり、このパーセンテージが大きいほうが刺激は強いです

そしてその過酸化水素に1剤に含まれるアルカリが反応して刺激が強くなります

なので頭皮がしみる原因は、アルカリと過酸化水素(オキシ)ということになります


〜対策〜

・地肌を外して薬剤を塗布することで、頭皮を守ることができます


~まとめ〜

毛染め自体は薄毛には直接の関係はありませんが

ヘアカラーによるアレルギー症状などで頭皮にダメージを受けつづけることが

薄毛の原因になると思います。乾燥肌やアトピーなどで頭皮に異常が見られる人も

こうしたヘアカラーの使用には注意したほうがよいです

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